親友、本当の友達の意味

気が許せそうなお若い方に聞いてみることの一つ、
お友達は多い方ですか?

はい、多いです。
携帯に登録している友達だけでもウン百人ですと答える人。

まあまあ、そこそこ人並みにいますと答える人。

飲み友達、メール友達、趣味の友達、サークル友達がいるとずらりと並べる人。

高校の同級生、大学の同級生…同門を答える人。

社会で出会った会社の同僚を友達と答える人。

いいえ、まったくないですと答えた人から、
却って聞きますが、どのあたりまでが友達と言えますか?と聞いて来た。

黒白とはっきりと仕分けすることではないが、
何がなんでも知人、友人、親友の区別はあると思う。
親友も親し友、信じる友、心の友…

自分は相手を親友と思っていても、
相手が自分のことを親友だと思うかと言うことはわからないことである。

自分は相手を親友と思っていないのに、
相手は自分のことを親友だと思われたりすることもあるだろう。

いつも一緒にいるから周りからは
親友と思われたりするが
本人達にはその感覚がない場合もあるだろう。

たまにしか、会えずにいても、
お互いに親友と思うこともあるだろう。

難しい…

人は、
その友によって知られるとか、交わる友を見てその人柄を知ることができると言われる。

また、英国のことわざに「順境は友を作り、逆境は友を試す」とある。
逆境の時こそ、その友が真の友であるかどうかがわかるとの話であるのだろう。

「悪人の友より善人の敵を招きなさい」も、接したことのある先人の教えである。

日々、忙しさに紛れ、考えないことではあるが、
今一度、自分は相手にどのような友であるんだろうか…と、
考えていたら、頭が痛くなって、熱燗が飲みたくなった。