涼しさのおすそ分け…

先日、フジテレビのスポーツアナウンサーとして活躍してきた松倉悦郎さん(65)は、依願退職後、 「結城思聞」として、姫路市にある実家の浄土真宗本願寺派「善教寺」の僧侶となり、現在は住職を務めているとの記事を目にした。

「楽しくなければお寺じゃない!」をモットーにこれまでの人脈や経験を生かした活動も精力的に行っているとのこと。

そんな松倉さんは、通信教育で仏教を学び、得度して、全住職(奥様)から住職を引き継いだとのこと。

大学からの親友で、同期入社の元アナ、故逸見政孝さんの臨終に立ち会った際、
諸行無常を感じ、死生観を持つ大切さに気付かせてくれたとのことだった。

さかのぼり記憶を思い起こしてみれば、
偶然、10年も前のような気がするがエッソ石油の副社長を歴任して、還暦が過ぎてからの出家していた方、松野宗純さんを知った。

その当時、エッソ石油の経営に携わっていた時に禅の心に出合ったのがきっかけで、
そのきっかけになったのは、相田みつをの「にんげんだもの」を読んで参禅をしてみて禅の世界に進んだかたである。

60歳にしてあえて「修行僧」になったとのこと、
ビジネス社会を走り回っていたとのことで、
一度お目にかかりたく、
得道して住職を務めていた福井県にあるお寺を訪ねたことがある。

夏には、セミのなき声を聴きながら涼みたく近いところのお寺に出かけているが、
今回は修行寺の一か所に行ってきたので写真をのせ涼しさをおすそ分けしようと思う。

無心になり眺めた緑豊かさはもちろんだが静まりの中で心眼で自分と向き合えたことは、この夏の収穫であろう。