嵐の去った静けさ…

早朝に、会社に向かうところ…
誰も通ってないと思っている時刻に、鼻にプンと匂いが漂う。

何だろう、深夜に濃いめの化粧をした人、香りをつけた女性が通った名残なのかな?
もしくは、たった今、私より一足早く勇んで歩いた女性がいたのかな?と、
鼻につく匂いをかきながら無心に歩いていると、
何だか、より匂いが濃くなるのではないか…
なんの匂い?と、匂いがある場所で足を止め見てみたら、
ある日本語学校の入口の前の花壇に植えてあるキンモクセイだった。
もう、このシーズンだったのをうっかりしていたことを…、
時間の流れを気づかせてくれた。

早いもので、10月もなかば…
若い頃は時間の流れが速いとは思えず早く大人になりたかった。
いささか、大人になってみると、時間の流れが速くて追いつかない。
やはり子供の頃が良かった(笑)と、言う時もあるが
実際、若い頃に戻りたいかぁ?と、問われたら
それには「いいえ」である。

今までの出会い、出合い、努力を一からしなおす、
今までのことが台無しになり、同じく頑張れる保証もないことには抵抗感があるから…

何せ、何も今が一番、自分に似合ってると思っているが、
これは本音?建て前?どっち?