人生のヒントはあらゆる場にある。

人生のヒントはあらゆる場にあると聞いたことがある。

人々は自分の人生のヒントを得るために、どのようなことを試みしているのだろう。
一般的には心のアンテナの感度を高くして、
著名な書から学び得る、
人々との会話でとか、
尊敬できる方の勉強会とか、
さまざまな環境のなかで見付けることになると思う。

数年前からパワースポットにお参りして、パワーを頂くと言うのがあった。
遍路もその一つになると思ってのことと、
この歳にもなり、自分に欠けていたものを得たいと寺参りをしている。

さすがに四国までは手が届かないので関東あたりで…、無理のない範囲でと。

実際に出かけてみると、意外のことに多く出合う。
お寺はいつも開いていて、
お参りは随時受け入れてくれるものと思っていたのが違っていたり、
賽銭箱は必ずあるもののとして考えたのが違っていたり、
寺との出合いで自分の常識が覆されることも少なくない。

人間同士の出会いと同じように、体によい出合いもあれば体にシンドイ出合いもある。
その両面、二つの出合いがあって、今世と来世について考えさせられ、
自分にとってよい勉強になるから、遍路の意味はここにあるのかなと思うようになった。

人生無常、私を中心として変わらないものはない。
私がその変わりつつある日常を認め、合わせて自分の尖った部分を削らねばならないことなのかなと、
やっと気づくようになった。